時代に則した労務管理の必要性

創業からまもなく30年になる中小企業です。建設の下請で、現場作業がメインです。これまで経営コンサルタントをお願いしたこともありますが、創業当初は、終身雇用を善しとする考えが一般的に受け入れられていました。また、少しでも会社の利益に貢献するような効率的な作業を一人一人が心がければ、会社が発展して結果的に自分にも帰ってくる、というはなしが通じる時代でした。しかし昨今は、残業や休日出勤はしたくないが給料は上げて欲しい、会社が儲からないなら、有休全部使って辞めよう、そういう考えが極々一般的になり、社員が定着しなくなりました。

それに加えて、現場作業は体力的にきついから嫌だという若者が増えて、ますます人手不足が悪化しました。そこで最近になって考え方を切り替えました。会社に骨を埋めることを社員に望まないことにしました。社員が元気に喜んで働けるようにと飲み会を頻繁にしていましたが、それも束縛でしかないのなら、あまり参加を強制しないでおこうと思っています。そして、正社員の割合を減らし、完全に割りきって仕事だけの関係で関わるような下請けさんを増やしました。社員同士に家族的な結束があった創業当時を懐かしく思い出すこともありますが、これも時代の流れと割りきり、今いる社員を大切にしていこうと思います。